このたび、南山城学園が毎年開講する強度行動障害支援者養成研修のフォローアップの一環として、「PECSレベル1ワークショップ」を下記要項で開催いたします。

　本研修で講師を務める児童精神科医 門　眞一郎氏は、行動障害の原因の多くはコミュニケーションの問題であると言明されています。つまり、不適切な行動という手段の方が他のコミュニケーションよりも効果に勝るという状態、こうしたコミュニケーションの不具合こそが行動障害であるという考え方です。したがって、行動障害の改善には、その背景にある知的障害や自閉症のある人の「耳からよりも、目から入ってくる情報の方が理解しやすい」「ことばで意思を伝えることが苦手」というコミュニケーションの理解と表出、この2つの方向性の特性に着目し、理解コミュニケーションには構造化支援、表出コミュニケーションであればPECSなどのAAC（Augmentative and Alternative Communication；補助・代替コミュニケーション）によるアプローチが有効であるといえます。

　このワークショップは、2日間（13時間）の集中講座を通じて、PECSの基礎的な理論と6つのフェイズを適切に実践していくことを学んでいただけるように企画されています。
　南山城学園主催 強度行動障害支援者養成研修 修了者をはじめ、これからPECSに取り組もうと考えておられる方など、どなたでもご参加いただけます。 日々の実践に寄り添う皆様方と学びを共に深めたく、ご案内申し上げます。

１、日程

令和5年10月26日（木）・11月2日（木） 9時～16時45分　

2、方法

Zoomによるオンライン開催

3、講師

ネグロンちひろ氏

㈱ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン　クリニカルディレクター　PECS スーパーバイザー

神戸市外国語大学卒業後、ニュージャージー州立ラトガーズ大学に留学して教育心理学を専攻し教育学修士取得する。その後、Durand Academyand Community Services において、学校や成人施設において発達障害の人に対する支援に従事する。2009 年には行動分析士（BCBA）の資格を取得し、行動介入法、PivotalResponse Training、スタッフトレーニング、ペアレントトレーニングなど応用行動分析（ABA）に基づいた様々な支援プログラムに精通している。

4、対象

南山城学園主催 強度行動障害支援者養成研修 修了者をはじめ、これからPECSに取り組もうと考えておられる方など、どなたでもご参加いただけます。

5、定員

50名

※ 希望者多数の際は、選考になる場合があります。

6、受講料

13,000円

※PECS®トレーニングマニュアル第2版をお持ちでない方は、別途書籍代9,800円＋送料が必要となります。

※支払い方法、テキストご購入の詳細については、受講決定の際にお知らせします。

7、申込方法

令和5年10月10 日（火） 16:00 までに下記申し込みフォームへご入力ください。

https://forms.gle/VedWPgxPdk5WSGyx7

※何らかの事由でフォームへの入力ができない場合は、 下記問い合わせ先までご連絡ください。

※受講申込者1名につき1回、フォームへの入力をお願いします。

※受講申込完了後、入力メールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。

※受講の可否は、随時メールにてご案内します。

※10月13日（金）までに連絡がない場合は、 下記問い合わせ先までご連絡ください。

8、問い合わせ先

〒610-0112 京都府城陽市長池五社ヶ谷14 番地1

社会福祉法人 南山城学園 法人本部 事務局 総務課 （佐々木 ・増田）

TEL：0774-54-7210 　FAX：0774-54-2117

【ダウンロード用】PECSレベル1ワークショップ開催のご案内