REPORT
レポート
職員研修
新規採用職員基礎研修(一般職・時間限定職・保育限定職)
南山城学園では、一般職・時間限定職・保育限定職を対象に、施設・事業所を越えた法人全体での新規採用職員基礎研修を実施しています。この研修は、入職後3年間をかけて、南山城学園職員がめざすべき行動基準である「7つの誓い」に基づき、福祉現場に従事する職員としての基礎を習得することを目的としています。
この研修は、「7つの誓い」を実践するための土台を築くものであり、年齢や経験、所属が異なる職員が一堂に会し、互いに学び合いながら成長する貴重な機会となっています。
📚 研修内容(3年間の主なテーマ)
1年目:
法人の理念・沿革/職業倫理/防災と緊急時対応/ 医療的ケア/リスクマネジメント/人権問題/対人援助の基礎/記録の基礎と実践/ストレスマネジメント/利用者支援の基本/子どもの発達と理解/介護・支援の基本知識と技術/社会保障と福祉制度/社会資源マップ
2年目:
個別支援計画/対人援助の心構え
3年目:
チームワーク/リスクマネジメント/ 問題解決
📋 【1年目】「ストレスマネジメントの視点と方法」(9月2日開催)
福祉の仕事は、利用者の生活に深く関わる責任ある仕事であると同時に、感情労働の側面も強く、職員自身の心身の健康が支援の質に直結します。だからこそ、職員が自らのストレスに気づき、適切に対処する力を養うことは、安心して働き続けるために欠かせない要素です。
今回の研修では、天理大学人文学部社会福祉学科准教授・北垣智基先生を講師にお迎えし、「ストレスマネジメントの視点と方法」について、講義とグループワークを通じて学びを深めました。

今回の研修は、「7つの誓い」の中でも特に「セルフイメージの向上と影響力」「職員の支援と育成」「専門性の向上と活用」といった項目に直結する内容であり、職員一人ひとりが自らの健康と成長を意識し、前向きな影響を周囲に与える存在となることを目指しています。

🔍 今回の研修での学びのポイント
「ストレス」について知る
🧠 ストレスの基本的構造を理解し、自身の状態を客観的に捉える力を養いました。
ストレスへの対処方法をふりかえる
🛠️ 「コーピング」のタイプを知り、自分に合った対処法を見つけるヒントを得ました。
「ソーシャルサポート」を可視化する
🤝 ソーシャルサポートの4分類を学び、周囲の支えを意識的に活用することの重要性を再認識しました。
ストレスマネジメントに向けて
📋 ストレッサーの明確化・評価・対処方法のリストアップを行い、実践的な対応力を高めました。
南山城学園では、「7つの誓い」を実践の軸とし、職員一人ひとりが安心して働き続けられる環境づくりを大切にしています。今後も、職員の成長と健康を支える取り組みを継続してまいります。