PROJECT

インターンシップ

インターンシップ

法人の垣根を越えた学びの場~コラボインターンシップ~

南山城学園では、2022年度より京都府北部の社会福祉法人みねやま福祉会(櫛田啓理事長)と連携し、法人の枠を超えた学びの場として「コラボインターンシップ」を継続的に実施しています。その第4回目となる取り組みを、2025年9月2日から3日にかけて開催しました。

🌱 多様な学生が参加した2日間の学び

今回は、京都府・大阪府内の大学に通う3回生・4回生の学生6名が参加。福祉系学部に限らず、教育・心理・経済など多様な分野を学ぶ学生が集まりました。

【1日目】南山城学園での体験

初日は、南山城学園の障害者支援施設「紡(つむぎ)」や、地域福祉支援センター宇治小倉を見学。利用者様が自ら案内役を務めるというユニークなプログラムを通じて、現場のリアルな空気を感じていただきました。


昼食は、南山城学園が運営する「カフェさぴゅいえ」で地域の方々とのつながりを感じながら交流。学生同士や職員との会話も弾み、和やかな時間となりました。

【2日目】みねやま福祉会での体験

2日目は、みねやま福祉会が運営する複合型施設「マ・ルート」での体験や、若手職員との座談会を実施。さらに、2025年4月に新設された障害福祉サービス事業所「ぐるり」や、児童養護施設・乳児院の見学を通じて、福祉の多様性に触れていただきました。

最後はグループワークで2日間の学びを振り返り、「自分なりの福祉の魅力」を言語化する時間を設けました。

💬 参加学生の声:「福祉のイメージが変わった」

「福祉施設は静かで活気が少ない場所だと思っていましたが、実際は人が生き生きと暮らし、さまざまな取り組みがあることに驚きました」

――参加した学生からはこのような声が聞かれました。
現場を体験することで、固定観念が大きく変わる。まさに、インターンシップの醍醐味です。

🤝 京都全体で福祉を支える

南山城学園とみねやま福祉会は、2023年に社会福祉連携推進法人「きょうと福祉キャリアサポート」を共同設立しました。厚生労働省が推進するこの制度は、複数法人が連携し、経営基盤の強化や人材育成を図ることを目的としています。

少子高齢化や地域課題の複雑化が進む中、福祉の現場では一法人だけでは対応しきれない課題も増えています。だからこそ、法人間の協働や広域的な人材育成が求められており、今回のような取り組みはその先進的なモデルといえるでしょう。

南山城学園は、障害・児童・高齢の各分野で事業を展開し、みねやま福祉会もまた、幅広いサービスを提供しています。「京都全体で福祉を支える」という共通の理念のもと、今後も連携を深め、福祉の未来をともに創ってまいります。

インターンシップ

みねやま福祉会×南山城学園 連携インターンシップ 開催報告

概要

「地域共生社会」に向けた福祉人材育成を推進するために大学生等若者が学べる場として福祉職場連携型インターンシップを実施しました。 高齢者、障害者、子ども、引きこもり支援などの異なるサービスを一体的に提供する時代を迎えようとしています。全国にある約2万の社会福祉法人がそれぞれの地域の特色に応じて地域活動を進めていますが、福祉ニーズが複雑化、多様化している中で一つの社会福祉法人だけでできることは限られてきます。そこで複数の法人が連携・協働することによって、誰もが暮らしやすい地域(まち)づくりへの活動の幅が広がり、地域共生社会の実現をさらに推進することができます。

内容

京都府では、例年夏と春におこなっている福祉職場インターンシッププログラム(リアル形式・オンライン形式)に加えて、令和4年度から府内2事業所以上の法人が連携・協働し、大学生等若者が効果的な福祉の学びができる場として、「連携型インターンシップ」を導入しました。 南山城学園においては、みねやま福祉会(京都府北部)と今年度で3回目となる連携型インターンシップを実施しました。2日間にわたって行われたインターンシップでは、障害のある方の就労支援や地域活動の取り組みについて学んだのち、利用者様とも直接かかわり福祉現場の魅力を体感するものになりました。 学生たちは、それぞれの法人の活動を見学、体験しながら学びを深めました。最終日には、各法人で行った体験からの学びや今後の福祉への想いについて発表を行いました。 このインターンシップが、フクシ(福祉)の枠にとらわれない様々な活動を創り出すきっかけとなることを期待しています。 

CONTACT

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受付時間:午前9時~午後5時(平日・第1、3、5土曜日)

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