PROJECT
地域共生プロジェクト
地域共生プロジェクト
城陽市の高齢化に挑む!「煌介護教室」
2025年11月1日(土)、南山城学園は、城陽市内の商業施設「アル・プラザ城陽店」にて、介護を「見て・聞いて・体験」できるイベント「煌介護教室」を開催しました。高齢化率が約34%に達する城陽市において、介護を身近に感じていただくことを目的とした初の試みであり、当日は229名の方にご参加いただきました。
🧑🦽 体験型ブースで“介護を知る”きっかけづくり
会場には、車椅子体験、血圧測定、体力年齢チェック、介護食の紹介など、5つの体験型ブースを設置。介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、看護師、栄養士、理学療法士などの専門職が対応し、参加者は気軽に対話を楽しみながら、介護の知識を深めることができました。
「車椅子に乗ってみて初めて気づくことがあった」「介護食の工夫に驚いた」といった声が寄せられ、実際に“体験する”ことで介護への理解が広がる場となりました。
🏘️ 地域共生の実践としての意義
近年、「老老介護」や高齢者の孤独・孤立が社会問題化する中、介護者支援の重要性はますます高まっています。今回の取り組みは、単なる啓発にとどまらず、地域の絆を強める実践の場として大きな意味を持ちました。
参加者からは「介護の不安が少し和らいだ」「家族で話し合うきっかけになった」といった感想が寄せられ、介護を“自分ごと”として考える契機となったようです。
🛍️ 商業施設での開催がもたらす効果
三連休で賑わう「アル・プラザ城陽店」での開催は、介護への関心を広げる工夫の一つ。買い物のついでに立ち寄れる気軽さが、多くの方の参加につながりました。
主催者である介護老人保健施設「煌(きらめき)」の事業統括・大矢真弓は、「介護を知ることが、安心して暮らせるまちづくりにつながると考えています」と語り、地域に開かれた施設づくりの重要性を強調しました。
📊 城陽市の現状と南山城学園の取り組み
城陽市では要介護認定者数が年々増加し、介護人材不足も深刻化しています。こうした現状を踏まえ、地域住民が介護を理解し、支え合う仕組みづくりが急務です。
南山城学園では、介護予防や交流の場を継続的に提供し、地域に根ざした福祉の拠点としての役割を果たしていきます。今後も、誰もが安心して暮らせるまちづくりに向けて、地域とともに歩み続けます。

地域共生プロジェクト
夏休み自由研究 「ペットボトルでハーバリウム!」
🍧 創造力を育み、地域と福祉をつなぐ夏のひととき
2025年7月27日、社会福祉法人南山城学園では、障害者支援施設「凛」に併設された〈カフェぷちぽんとkitchen+farm〉にて、地域交流イベント「夏休み自由研究 ペットボトルでハーバリウムをつくってみよう!」を開催しました。
このイベントは、幼稚園の年中さんから中学生までのお子様を対象に、夏休みの自由研究として楽しみながら学べる内容として毎年企画しているもので、今年も定員いっぱいの参加をいただき、地域の皆さまと楽しい時間を過ごすことができました。
🌼「凛」の創作活動と地域とのつながり
障害者支援施設「凛」では、利用者様の創作活動の一環として、ハーバリウム(植物標本)の制作・販売を行っています。この取り組みは、障害のある方々の自己表現と社会参加を支える大切な活動であり、地域とのつながりを深める架け橋にもなっています。
イベント当日は、ペットボトルを使った安全なハーバリウムづくりに、参加者の皆さんが夢中になって取り組まれていました。お花やビーズを自由に組み合わせて、自分だけの作品を完成させる体験は、創造力を育むとともに、夏の思い出として心に残るものとなったようです。

南山城学園では、「その人らしく生きる」ことを支える福祉の実現を目指し、地域に開かれた施設づくりと活動を推進しています。障害のある方々が地域の中で自然に関わり合い、互いの理解を深めることは、地域共生社会の実現に向けた大切な一歩です。
〈カフェぷちぽんとkitchen+farm〉は、地域の交流拠点として、毎年さまざまなイベントを通じて、地域の皆さまと福祉の現場をつなぐ役割を果たしています。

今後も南山城学園では、地域とともに歩む福祉のかたちを模索しながら、誰もがその人らしく暮らせる社会づくりに取り組んでまいります。
今回のような創作活動を通じた交流は、子どもたちにとっても、福祉を身近に感じる貴重な機会となりました。
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