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EPA受け入れ
EPA受け入れ
フィリピン人EPA介護福祉士候補者の受け入れ
🌏 多文化共生の実践から、世界の福祉の向上へ
南山城学園では2024年度より、EPA(経済連携協定)に基づく外国人介護人材の受け入れを開始しました。その第一歩として、2024年12月よりフィリピン人介護福祉士候補者2名(第1期生)を、介護老人保健施設「煌」にて受け入れています。さらに2025年12月には、第2期生として4名の受け入れを予定しています。
📘EPA制度とは
EPAによる介護人材受け入れは、経済活動の連携強化を目的とした国際的な制度です。候補者は、訪日前に6か月間の日本語研修を受け、一定以上の日本語能力を身につけたうえで来日します。来日後もさらに6か月間の日本語研修、介護導入研修、就労ガイダンスを経て、施設での勤務を開始します。
🏫 第1期生の取り組み
現在、「煌」にて勤務中の第1期生2名は、変則勤務(早出・遅出)を行いながら、2027年度の介護福祉士国家試験(2028年1月)に向けて学習を進めています。公益社団法人国際厚生事業団(JICWELS)が提供する学習教材を活用し、日本語の習得と介護知識の向上に日々励んでいます。働きながら学ぶという環境の中で、着実にステップアップを目指しています。


🤝多文化共生の実践
南山城学園では、「その人らしく生きる」ことを支える福祉を基本理念とし、多様な価値観をもつ人材の育成に力を入れています。外国人介護人材の受け入れは、職員にとっても異文化理解・多文化共生の貴重な機会です。異なる文化や価値観に触れることで、お互いを認め合い、人との向き合い方をアップデートするきっかけとなります。
🎯目指す姿
南山城学園では、国家資格の取得だけでなく、科学的根拠に基づいた高度な支援を学び、福祉人としての成長を支援したいと考えています。介護技術だけでなく、目の前の人の尊厳を守る姿勢を身につけ、自国に帰っても活かせるような学びを提供していきます。また、地域活動や人との交流を通じて、日本の文化や伝統にも触れる機会となることを願っています。
今後も南山城学園は、国内外の人材とともに、「その人らしく生きる」ことを支える福祉の実現に向けて歩み続けます。

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